2012年2月20日月曜日


映画「Time」を見た感想


昨日、上映中の「Time」を鑑賞した。個人個人の所有する命の残り時間を、物と交換したり、人に分け与えたり、人に恵んでもらったりする発想に新鮮さを感じ、時間の持つ意味と価値を深く考えさせられた。一部の特権的な富裕層が長く生き存えるため、多数の貧困層の命の残余時間を搾取・収奪する構図は、不条理かつ不平等な側面を持つ実社会の姿を見ているようで恐ろしかった。監督・脚本家は、現実社会の制度の欠陥、富の分配の不公平、既成勢力が守ろうとする秩序の矛盾を訴えたかったのであろう。格差社会の問題の本質は、ひとりひとりの能力・実力といったファクターを無視して、所属組織や肩書き・地位に不健全なまでの価値を置き、真に公平な競争が行われていないことだと思う。


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