2012年2月25日土曜日

大学のガラパゴス化


本日、茂木健一郎先生が「大学のガラパゴス化」についての所見をブログ『茂木健一郎 クオリア日記』の中で公開され、多くの読者にコメントをリクエストされていました。そこで私も恥ずかしながら、茂木先生の文章を何度か読んだ上で、自分の意見をまとめてみました。


私は19年前に大学を卒業したのだが、どうも日本では、中学・高校と比較して、大学の構内に、教育の最高機関で学術研究のために真剣に教えを請い、授けるという緊張感、空気が薄い気がする。それは、難関大学入試合格まで必死に学習してきた新入生にも、大学生活に徐々に慣れてきた上級生にも言えるように思う。実は、教えを授ける大学の先生方の中にもそういったなんとなくぬるい空気はあったように思う。高校までと比べ、キャンパス内には、教えを受ける側にも教えを授ける側にも、うまく言葉で表現できないが、本来学びの場に必要な望ましい緊張感が欠如していたと思う。もちろんそんな中でも真面目に学習に取り組んでいた生徒もいたし、茂木先生のように受講者を夢中にさせてくれる講義をして下さる教授や准教授、講師や非常勤講師の先生もいらっしゃった。ただ大学構内を流れる全体の空気が、そこまで真剣になって学習しなくても、入学さえすれば、卒業はそれほど難しくないですよと言う、日本でだけ通用する、独特なぬるい空気が流れていた。ごくたまに国内の他大学を覗いてもやはりその空気は流れていた。少なくとも私にはそう映った。当時、社会(就職先となる多くの企業)が我武者羅になって勉学に励む学生を文系の生徒たちに必ずしも求めていなかったという事情もあるのかもしれない。大学入試の在り方や大学教育の在り方(早期に始まりしばしば長期に及ぶ就職活動も含む)に真剣に手を付けてこなかった過去のつけが今まわってきているのだと思う。


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